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ASIS Information Vol.17

月刊セキュリティ研究 2005年12月号掲載

ASIS北テキサス州支部

竹村 誠

『北テキサス州支部会員より愛をこめて』

1. 2005年ASIS年次総会

テロの脅威は既に世界を覆い尽くしてしまい、自然災害も負けじとその猛威を振るっています。それに立ち向かうが如く急激な勢いで盛り上がりを見せているのがセキュリティ産業です。

その象徴とも言える、米国内および世界のセキュリティ業界の中で最大のトレードショーであるASIS International2005が、9月12日から15日の4日間、フロリダ州オーランド市で開催されました。

延べ868社が参加し、昨年よりも中国、韓国、台湾の企業が増えたように感じた会場には、約2万人が来場し、そのうち約3800名が136のセミナーに意欲的に参加しました。

昨年のダラスでの年次総会は第50回でしたが、今年はASIS創立50周年を迎え、展示会場入口では50年の歴史を振り返る写真がパネルに掲示されていました。今年も記念パーティが催され沢山の参加者がこれまでの成果と未来の発展を祝いました。また、パウエル前国務長官ら著名人がスピーチを行って花を添え、会場の様子が地方テレビ局のニュースで放映されていました。

ASIS International 2005 会場

昨年のショーでは監視カメラシステムやハイテクの認証システムなどの端末器を前面に出していたのが目立っていましたが、今年はそれらの監視端末をまとめた一連のシステムを大手会社が競って売り込んでいました。また、アクセスシステムについても同様に統合型のサービスが目立っていたと思います。

「ポイントは取り込んだライブ情報を如何に処理、判断、整理をしていくのか、そして統合的サービスを他社とどう差別化していくのかということです。」と、ブロンド女性の米大手企業セールスマネジャーがにこやかに自信たっぷりと言っていたのが印象的でした。また、多くの中小企業のブースでは、「言葉や文化が最初のゲートになるが日本やアジアにどんどん進出していきたい」と抱負を語っていました。

会場風景1日本からは、ソニー、東芝、日立、パナソニック、JVC、三洋、三菱、池上、フジノンなどが出展していました。私は、ASISを通して多くのバイタリティあふれる日本セキュリティ業界のビジネスマンにお会いし、いろいろとお世話になっていました。そんな折、ASIS日本支部でもいよいよホームページが開設されるとの話を伺い、せっかくの縁ゆえASIS北テキサス州支部所属の日本人として、日本支部にこれまでの感謝とお祝いの言葉を贈りたいという願いを聞き入れて下さり、大変光栄に思うと同時に責任の重さも感じながら、こうしてこの記事を書かせて頂くことになった次第です。

会場の一番端ではASISのブースがあり、数人の担当者がいましたが、彼等との短い会話の中にも、日本の技術、市場、経済の発展などに対する大きな期待が見え隠れしていました。それ以上に、言葉の壁もまだまだ大きいようでしたが、日本支部がホームページを検討しているようだと聞いてとても喜んでいました。

諸環境や文化の違いから、アメリカ発のセキュリティ情報をそっくりそのまま使うことはできないかも知れませんが、今後の日本のセキュリティ産業発展と更なるレベルアップに向けて、ここは日本支部のホームページが大きな役割を果たすに違いないと期待しています。

会場風景2

2. 日本支部ホームページ設立

ホームページと言えば、ハリケーン・カトリーナやリタから避難した後の無人化した災害地が無法地帯になった様子が各ニュースサイトで取り上げられていたことが印象深く記憶に残っています。

またCNNでは、暴徒が無人の店から商品を持ち去るのをそのまま見ている警察官がインタビューされ答えていました。「自分にはどうすることもできないよ。彼らがしていることは生きるためなんだ。仲間の警察官は撃たれてしまった。もうこのバッジは返すつもりさ。」ニューオーリンズではこの時期に辞めた警察官がかなりの数に昇ったそうです。

せっかく災害から生き延びた人たちが、暴徒によって再度生命の危険にさらされてしまうのはやるせない気がします。しかし、日本ではこういう心配はまずないのでしょうが、その差はどこから来るのでしょうか?ダラスの滞在先のすぐ近くまで送られてきたニューオーリンズからの被災者たちを見ながら、人間にとって一番大切なものを守る究極のセキュリティとは何なのか、深く考えさせられました。日本支部ホームページのもうひとつの役割として、日本から海外への発信も忘れてはならない使命ではないかと思います。

会場風景3

(以下、「ホームページ作成事務局」より)

3. ホームページが完成しました

11月24日の支部総会を機に、当学会でもいよいよホームページが完成いたしました。長瀬泰郎理事を中心としたチームにより作成され、『会員間の親睦』、『最新の情報交流』、そして、『新会員募集』のために運用されます。

(http://www.asis-japan.org/)

ASISは世界中で広く普及しているのに、日本では知名度が今ひとつなのは、やはり「英語の壁」が大きいからと思われます。

そこで、このホームページでは、できるだけその「壁」を取り去るための工夫を凝らしてくために、『最新ニュースの翻訳』、、『本部からの案内の翻訳』、『ツアーなどの窓口』等を積極的に行っていきたいと思います。

もちろん、『日本国内のニュース』や会員のレベルアップを図るための『研修・勉強会の企画』、『親睦会』等も考えていきますので、未入会の方はこれを機に入会を考えられてはいかがでしょうか。

ASISは個人会員中心の組織であり、我々日本支部も同様です。このため、会員負担となるホームページ運営費負担を最小限に抑えるため、広く「広告」を募集いたします。世界的に有名なASISの支部に広告が載せられる、しかも、その収益は支部の発展、さらには、、日本のセキュリティ・レベルの向上のために使われることとなります。

この趣旨をご理解いただき協力していただける企業を募集しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

4. 次号の予定

次号では、11月24日の支部総会で決まった内容や新人事について発表する予定です。

問い合わせ先:info@asis-japan.org


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